2018年1月度定例会

1/28(日)に森ノ宮医療学園専門学校で行われた1月度の定例会の模様をお伝えします。
 

基礎講座

基礎講座は病因論です。

七情・五神の漢字の成り立ちから始まり、内傷による五臓へのダメージからどのような症状へ繋がっていくのかの症例を交えた解説がありました。病は気からといいますが、思い込みから症状を発するケースなど結構あるかと思います。

 

運気七篇

素問の中でも難解な運気七篇を読む講座です。運気論は季節の変動を先読みして病を未然に防ぐために重要な考え方です。

今回は今年一年の気象傾向について。

暦の中にたとえば「ひのえうま」といったような表現がありますが、これはその一年のおおまかな気象傾向を表しています。今年は「戊戌」で「太陽司天・火運不及」ということになりますが、これについて解説がありました。

 

実技

お昼を挟んで実技です。

臨床科は汎用大鍼を用いた温補鍼法を行いました。表面の陽気を広く補う手法で毫鍼を用いた接触鍼法でも見られる手法ですが、汎用大鍼で行うと気が集まりやすく効果的です。

 

基礎科では卒業検定に挑む先生が。

卒業検定は浮き物通しと堅物通しです。桐板に苦戦中のようですが果たして…?

 

運気と温病

今回は年始めということもあり、今年一年の大まかな運気の流れと、温病に関する基礎的な仕組みのおさらい、そしてこの時期の温病の発病形式に関してでした。

素問の生氣通天論篇に『冬傷於傷寒春必温病』という有名な一文がありますが、これから丁度温病の流行る季節になります。冬季に流行するインフルエンザでも悪寒の強いものと、内熱が強く口渇を伴うものでは性質が違い、前者は主に傷寒・後者は温病に分類されます。漢方的には発病メカニズムも体へのダメージの質も異なる別の病になり、治法も前者は発散・後者は清熱が主体になります。

 

宋板傷寒論と実践本草経

傷寒論は鍼灸師からは敬遠されがち・あるいは関係ないと無視されがちですが、外感病の症状所見から正気/邪気の深浅/虚盛・所在を判断し、また方剤の方意から病へのアプローチを考えることができます。

今回は主に麻黄湯と桂枝湯の合方2つの解説が中心でしたが、表証の回復期の正気・邪気の強さによって補気と発散を加減する考え方を学びました。

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