第11期 第2回定例会(2017/5/28)
5月28日、第11期の第2回定例会が開催されました。
5月はテキスト制作委員会の開催月。そのため講義はいつもより遅れて11時より開始となりました。
11:00 基礎講座 経絡蔵府病症論Ⅰ
基礎講座の経絡蔵府病症論は担当の講師の喉の不調により急遽、会長が担当!担当の資料をもとに、是動病・所生病についてかなり突っ込んだ内容の1時間となりました。
13:35 実技
基礎科所属の会員は現代鍼法17手技の単刺術、臨床科の会員は古代九鍼の員鍼の扱いについて実技を行いました。
14:45 臨床講座 苞徳システム論1「素・霊・難から季節の事柄」
当会の特徴として、古典を解釈していく際に四時(季節のこと)の変化に対する体の反応(気候の変化への備えや、季節が過ぎた後のからだの疲れ方など)への意識が強いことが挙げられます。
午後の臨床講座では改めて古典の中から四時について取り上げられているところをピックアップしていきました。
15:55 古典臨床 難経集註
最後は難経、5月度は十七難した。「脈で病の予後を知ることはできないか?」という問いかけに対する答えが十七難の内容です。解説を行う中で、十七難は難経にしてはめずらしく法則性を欠くことが多い難であり、脱簡があるのではないかといったお話もありました。